iPhoneで「デスクトップ用Webサイトを表示」できないときの対処法と、仕様について解説
iOSのSafariでPC版サイトに切り替えられる「デスクトップ用Webサイトを表示」という機能があります。
しかしこれ、できるサイトとできないサイトがあります。
例えばYahoo!は変わりますが
PayPayはPCサイトに変わりません。
「なぜか?」というのを簡単に説明すると、サイト側のスマホ対応のやり方によって、できるかできないかが決まります。
この記事では、PC版に変わらない場合でもPC版サイトを見る方法2選と、この機能の仕様について解説します!
目次
PC版サイトを見る方法2選
Safariの「デスクトップ用Webサイトを表示」が効かないサイトでは次の2つの方法を使います。
(簡単) 画面を横にして倍率を下げる
まず、画面を横にします。
(これだけでPC版に変わる場合もあります。)
赤枠のアイコンをタップします。
小さい「あ」をタップし、倍率を下げていきます
すると、PC版に変わりました!
iOS17以前の場合はこちら
まず、画面を横にします。
(これだけでPC版に変わる場合もあります。)
次に「ああ」をタップします。
小さい「あ」をタップし、倍率を下げていきます
サイトの設定によっては、この方法でもPC版に変わらない可能性があります。
その場合は、次の方法をお試しください。
② Puffin Web Browser
Flashが使えるブラウザアプリを使用します。
中高生の頃、これでアメーバピグをやって遊びました笑
Puffin Web Browser
CloudMosa, Inc.無料posted withアプリーチ
このブラウザで「PC版サイトを見る」をオンにすると
ちゃんと変わります。
以上「PC版サイトを見る方法2選」でした。
PC版サイトに変わらない理由
冒頭で「サイト側のスマホ対応のやり方によって、できるかできないか決まる」と述べましたが
ウェブサイトのスマホ対応のやり方には、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、昔ながらのやり方でOSによって切り替える方法です。
サイト側は、訪問者のデバイス情報(OS)を取得できるのですが、ユーザーがiOSまたはAndroidからアクセスしている場合、スマホ版を表示する というもの。
Yahoo!はこの方法です。
2つ目は、デバイスの画面幅によって切り替える方法です。
「レスポンシブウェブサイト」と呼ばれ、タブレットでもPC版を表示できるなどのメリットがあります。
PayPayはこの方法です。
これを踏まえた上で
Safariの「デスクトップ用Webサイトを表示」はOSをMacだと偽装することによって、PC版サイトに切り替えようとしています。
なので、PayPayのようなレスポンシブウェブサイトではこの機能は効かない、という訳。
「デスクトップ用Webサイトを表示」の仕様 (開発者向け)
以上のように、この機能はUAの切り替えによってPC版に切り替えています。
JavaScriptの「window.navigator.userAgent.toLowerCase()」でUAを取得すると
iPhoneではこうなり
mozilla/5.0 (iphone; cpu iphone os 16_2 like mac os x) applewebkit/605.1.15 (khtml, like gecko) version/16.2 mobile/15e148 safari/604.1
「デスクトップ用Webサイトを表示」にした状態だと、こうなりました。
mozilla/5.0 (macintosh; intel mac os x 10_15_7) applewebkit/605.1.15 (khtml, like gecko) version/16.2 safari/605.1.15
「mac os x」と入っているので、これだとMacと判定されますね!
ここにあなたのUAを表示しています。良ければ実機で確認どうぞ。
your_ua
ここにあなたのviewportを表示しています。良ければ実機で確認どうぞ。
your_viewport
ここにあなたのブラウザ倍率を表示しています。良ければ実機で確認どうぞ。
your_scale
コメント
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#001
匿名さん
このページもアイフォンのchromeやとPCサイトにならないやんけ。
やっぱANDROIDのほうがええわ。 -
#002
オーナー
アイフォンのchromeだと、テキストの倍率しか変更できず、ページの倍率は変わらないので本記事の方法は使えませんね...
アイフォンなら現状、本記事のSafariかPuffinを使う方法もしくは他のブラウザを探してみるしかなさそうです。
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